本当に奥深い「在庫管理」のお話
- 大輔 喜多
- 2022年6月10日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年6月11日
今日は在庫管理について書いていきますが、これは営業支援システムと同様に非常に奥深いので何回かに分けて書いていきたいと思います。
在庫管理は売れる量の把握 ( 需要予測 ) が重要です!
在庫は「売り切れないように商品をそろえる事」が基本です。
顧客が「欲しい!」って思って頂いたときに商品がないと、
売上高と顧客の期待の両方を失うことになり大きな販売機会損失となります。
販売機会損失を防ぐためには「商品を売れるだけそろえる」事が必要になってきます。
そこで需要予測がカギになってきます。
繰り返しになってしまいますが、需要予測は「どれくらい売れるかを予測する事」です。
売上を予測するには様々なデータが必要となってきます。例えば問屋業でしたら顧客の在庫状況だったり、製造業では顧客の生産計画だったり、小売業や飲食業だと来店履歴や購買履歴が参考データになると思います。
ではそのデータをどのように集めるのでしょうか?
需要予測に必要なデータ集め
データを集めるには営業活動の一環で顧客に聞きに行ったり、過去の販売履歴や経験から予測している場合が多いと思います。そういった情報を集めて購買計画を策定して購買会議を行ったり、またはその場その場で足りなくなりそうな在庫を発注する、という業務になっているかと思います。
私が在庫管理の相談を受けた場合はSFA同様、デジタルで管理できるシステムの導入をお勧めしています。
なぜかと言うと、在庫というのは販売しないと減らないので今ある在庫を管理するより、これから売れるかもしれない販売量を管理する方が重要だからです。
つまり需要予測を先行指標、在庫量を遅行指標と考える訳です。
需要予測は繁忙期や閑散期、市況による価格変動といった外部要因でも大きく変わりますし、自社がしかける広告や特売などの内部要因でも大きく変わってきます。
経営環境でも在庫をぎりぎりまで減らす場面や逆にたくさん持つ場面も出てきます。
こうした環境の変化に柔軟に対応する為に、在庫量を決める為のデータ項目を簡単に設定して収集し、収集したデータを元に購入量が算出できるシステムが必要になってくる訳です。
もちろん、手計算で行っていただいても全然問題ないと思いますが、環境が混みあってくると何度も購買計画を練り直す必要が出てきたりするので、在庫管理や購買計画がシビアな会社ほど在庫管理システムへの投資は必要だと考えています。
在庫管理は本当に大変な仕事ですし、経営に与える影響も大きいので是非デジタル技術を味方につけて頂きたいと思います。
次は適正在庫量の考え方や賞味期限、入荷までのリードタイムなどをご紹介できたらと思います。
在庫管理に困っている、営業支援システムと在庫管理うを連動したい、という方は是非お問合せ下さい。

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